■ローストビーフの正しい切り方とは?
ローストビーフを薄く綺麗にスライスするのは、意外と難しいんですよね。とくに、初めての方だと失敗することが多いです。そこで今回は、ローストビーフを均等にスライスする切り方を紹介します。ローストビーフは、上手に切れないと見栄えだけでなく、本来の味まで変化てしまうものなので、ぜひ正しい切り方を覚えてから実践してみてください。
■ローストビーフには繊維がある。
まず、ローストビーフを用意したら、切る前に確認しなければいけないことがあります。それは、ローストビーフの繊維です。ローストビーフは、繊維の方向に逆らうようにしてスライスしないと綺麗に切ることができません。また、繊維が残ってしまうことで、ローストビーフの醍醐味である柔らかい食感が無くなってしまいます。なので、まずお肉の繊維の方向をチェックしてから、切る向きを決めましょう。
さて、その肝心な繊維の見分け方ですが、お肉の表面を見てみると、シワのようなものがたくさん伸びているのがわかると思います。このシワが繊維なので、このシワの向きと交差するように包丁の角度を合わせて切っていきましょう。イメージとしては、繊維を断ち切りながらスライスするといった感じです。
■ローストビーフの厚さについて
厚さについてですが、ローストビーフは薄ければ薄いほど食感が柔らかくなり美味しいとされています。ですので、極力薄くスライスするようにしましょう。4mm以下がベストな厚さです。
切る際のポイントですが、くれぐれも包丁は大きく動かさず、小刻みに前後にずらしながら1枚1枚切っていきます。力を入れる向きはあくまで前と後ろです。下に力を加えながら包丁を入れると、ローストビーフは簡単に崩れてしまうので注意してください。
またローストビーフは、切り終えて表面が酸素に触れた瞬間からすぐに鮮度が退化していってしまうので、切ったあとはできるだけスピーディーに召し上がってください。
これからローストビーフを初めて切るといった方は、これらのポイントを押さえて実践してみてください。とくに、力を入れる方向をより意識してくださいね。